はじめての『大学入学共通テスト』終了

道内25の会場で1月16日・17日に大学入学共通テストが実施されました。

 

どれだけ知識を記憶しているかを問う《センター試験》に代わり、「思考力・判断力・表現力」を測ることを目指すとされた共通テストで傾向はどのように変わったのでしょうか。

センター試験との違いで目に付くのは「問題の分量の多さ」です。

どの教科でも問題にグラフ、表、地図、写真、文章などの資料が多く掲載されているためですが、思考力や判断力を測る問題を出すうえで「資料を読み解く」という過程を盛り込んだ結果といえます。精読していたら時間内に終わらない可能性が高い内容でした。

受験生にとって初めての共通テストで、どのような問われかたをするのか予備知識が無いなかで各問題を解き進めていくことになりましたが、試験終盤は「時間が足りない!」と焦った受験生も多かったことでしょう。

ただ、資料自体は難解というわけではなく、基礎知識があれば十分理解ができる資料も多数ありました。必要な知識はこれまでと変わらず身に付けつつ、いかに早く的確に複数の資料から要点・必要情報を把握し読み解くかが重要になります。

 

大学入学共通テストを受験された受験生の皆様、ひとまずお疲れ様でした。

様々な出題予想はありましたが、実際の本番を迎えてみなければ分からない状況で不安も多かったことと思います。より多くの受験生が志望校合格を達成できる得点結果であることを切に願います。この後、国公立大学の二次試験や私立大学の一般試験など控えていますので、体調に気を付け最後まで気を抜かず全集中の呼吸で準備してください。

 

次回以降に大学入学共通テストを受験する生徒は、先輩方の試験傾向を踏まえて、早めに受験対策を始めましょう。